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※ 2019年3月中旬 〜 2019年3月下旬 発送予定
http://inunosenakaza.com/hikaritoshigo.html
[いぬのせなか座叢書第3弾]
私語と定型がゆるく織り上げるこの場所の、この出会いの奥行きに向けて。
いつか訪れる、百年生きたあとの葬儀のための第一歌集。
装釘・本文レイアウトは、加藤治郎『Confusion』や岩倉文也『傾いた夜空の下で』等におけるデザインが話題の、いぬのせなか座主宰・山本浩貴+hが担当。
同封される栞には、荻原裕幸・堂園昌彦が寄稿。
平成の終わりに刊行される、真に新たな、一冊。
[推薦文(随時追加 到着順)]
駅や広場を暦や行事が群衆のように過ぎていく。たくさんの声。"私"すら群衆の声の一つとして稀釈される。そんな都市の中で"あなた"の声も薄まりながら、でも光のように確かに届く。これはきっと愛や永遠と呼ばれるものだ。
ーー千種創一
𠮷田くんの歌は、通常注目されるはずの物事の因果から視線を逸らす、あるいは解像度を下げることによって、世界がもともと持っていた美しさを発見している。既存の文脈の残像が残っているからこそ、彼の短歌は無軌道でアヴァンギャルドなものではなく、どこか懐かしいような抒情性を湛えているのだと思う。――堂園昌彦
なにかを伝えようという役目を終えて、とうに元の姿を忘れかけながら、さまざまな声と雑じり合うようにして街のあちこちに響いている。あなたにもわたしにも宛てられてはいないけれど、喧騒の中を抜けて不思議と耳に届くささめきのような、かつて誰かの声だった歌。ーー山階基
相当に長い時間とややこしい思考といくつもの審査を経て並べられたに違いない言葉たちは、けれど自信に満ちた顔つきというよりも、どこか素気なく突っ立っているように思える。ひそやかにひとりの人に視線を送りながら、それでいてたくさんの人々に祝福されたがっているようでもある。いま詩歌は人間の生活の中でいかに機能するのか。驚くべき精度で展開されるその探求と実践がまぶしい。おめでとう。私たちはこの歌集を待っていた。――山田亮太
発売日:2019年3月31日
判型:164mm×111mm 280ページ
造本:コデックス装 本文二色刷り プラスチックカバー
栞=小冊子:荻原裕幸・堂園昌彦
装釘・本文レイアウト:山本浩貴+h
[著者]
𠮷田恭大(よしだ・やすひろ)
1989年鳥取生まれ。
歌人、ドラマトゥルク、舞台制作者。
塔短歌会所属。早稲田短歌会出身。
2017年4月より北赤羽歌会を運営。
Twitter: https://twitter.com/nanka_daya
☆予約特典(限定200部 3月17日まで受付)
①特製連作ペーパー
山本浩貴+hの本文レイアウトを受けて新たに制作された新作連作ペーパーを同封。
②著者サイン
サインご不要の方、また、為書き(お名前)をご希望の方は、購入手続きの際に、備考欄にてお知らせください。
③送料無料
通常送料200円のところ、無料となります。
④早期発送
通常発売日(3月下旬頃)より早く発送いたします。
※画像はすべて制作途中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります。